「凄く美味しいよ。俺が作るカレーと全然違う」
「美味しい」の一言でほっと一安心。
「フミちゃんね、カレーの中に色々入れてたんだよ」
「例えば?」
「コーヒーとお砂糖」
「へー、砂糖……」
急に不安気な表情になった信濃さんがカレーのルーを少し混ぜる。
当然砂糖は溶けてしまっていてその姿は跡形もない。
「橘さんっていつもカレーに色々入れてるの?」
「はい。ただ分量が適当なのでたまに失敗しちゃうんですよね。あ、もちろん失敗しても食べられないこともないですけど。でもカレー粉だけの味付けじゃ物足りなくて、ついつい色々入れてしまうんですよね」
「その気持ちわかるかも。こんなに美味しくなるって知ってたらアレンジせずにはいられないよね。このカレー、店で食べるのより全然美味いよ」
「フミちゃん、お願い。また作って」
「うん、いいよ」
作ったカレーがかなりの高評価で嬉しくなってしまう。
夕食の後、風呂に入ってしばらくすると、ハルくんが眠そうにうとうとと微睡み始める。
ハルくんを部屋で寝かせると、リビングで信濃さんと二人っきりになった。
「美味しい」の一言でほっと一安心。
「フミちゃんね、カレーの中に色々入れてたんだよ」
「例えば?」
「コーヒーとお砂糖」
「へー、砂糖……」
急に不安気な表情になった信濃さんがカレーのルーを少し混ぜる。
当然砂糖は溶けてしまっていてその姿は跡形もない。
「橘さんっていつもカレーに色々入れてるの?」
「はい。ただ分量が適当なのでたまに失敗しちゃうんですよね。あ、もちろん失敗しても食べられないこともないですけど。でもカレー粉だけの味付けじゃ物足りなくて、ついつい色々入れてしまうんですよね」
「その気持ちわかるかも。こんなに美味しくなるって知ってたらアレンジせずにはいられないよね。このカレー、店で食べるのより全然美味いよ」
「フミちゃん、お願い。また作って」
「うん、いいよ」
作ったカレーがかなりの高評価で嬉しくなってしまう。
夕食の後、風呂に入ってしばらくすると、ハルくんが眠そうにうとうとと微睡み始める。
ハルくんを部屋で寝かせると、リビングで信濃さんと二人っきりになった。


