それは体育祭だった。

その前の日の文化祭はもちろん美優とまわった。

わたあめが食べたい!とか、タピオカのジュース!!っていう美優が凄く可愛かったのを今でも覚えている

でも正直、もう美優とはたくさんの喧嘩のせいで長く続かないと思っていた。

俺の予想は的中した

体育祭のあと、俺は美優と帰る約束をしていた。

美優は3組で俺は4組。

美優が支度が終わって俺のクラスにぴょこって覗きに来た。

その時俺はクラスの女子とツーショットを撮っていたのだ。

いつだったか、俺たちはこんなことを話していた。

美優『あきらっ!爽はもし私が他の男の子とツーショット撮ってたらどーする??』

爽『その男をぶんなぐる。』

美優『えぇ!?そんな怖いことしないでー!』

爽『まあ美優は俺にベタ惚れだからそんな事しないけどな』

美優『えへへへ///爽もダメだからね!』

爽「おう、約束な」

…って話したはずなのに俺は本当にどうにかしてしまっていた。

その時、美優の顔は怒り、悲しみ、不安の顔だった

こんな俺の中ではプツンっと美優との赤い糸が切れた。

俺はもう美優が好きじゃないんだっと。