「えっ、冗談でしょ?」

思わず、姉から距離を部屋の端から端まで取った。

そしたら頭を壁にぶつけた。、痛い。

「冗談じゃないよ、アタシだって風呂に入りたいよ!」

「じゃあ、入ればいいじゃん」

私が心底呆れた目で姉を見る。


「あんなの見て入れるわけないでしょ!?」


姉の言った『あんなの』とは夏によくやるホラー番組である。