守りたいのはお前だけ




「え…」


家の中に入って、思わず声が出た。



家の豪華さに思わず出たのもあるけど、私は目の前の光景に驚きを隠せなかった。



だって…。



「あら、もう荷物運び終えてるのね」



私の荷物がそのまま運び込まれていたのだから。


すごい…。

ほんの数時間の間で運び終えちゃったんだ。



それに、私の荷物がここにあるってことは、お父さんがここに移り住むことを許してくれたってこと。



ありがとう、お父さん。

本当にありがとう。