守りたいのはお前だけ




「私、妹ができたらずっとこんな風に甘やかしたかったの。これは私が勝手にしたい事をしてるだけ。だから、亜美は気にしなくていいからね」



その言葉に、また涙がこみ上げてくる。

零れてしまわないように、ぐっと堪えた。



私、こんなに泣き虫だったかなぁ…。


ついこの間まで、おばあちゃんが亡くなってもこんなに泣くことはなかったのに。


それはきっと、人の温もりもまた知ってしまったから。



その後、靴を買いに行き、可愛いサンダルとスニーカーを10足ほど買ったけれど、


さすがに疲れて休憩がてらお茶をするためにオシャレなカフェに入った。