どうして…どうしてこんなことにっ…!!
「邪魔者はいなくなった。おら、来い!」
「いやっ…離してっ…!!おばあちゃん、おばあちゃんっ!!」
「うるせぇ!!ババアは死んだんだよ!!」
やだ…。
嫌だ…っ。
そのあと、近所の人が連絡してくれたのか、抵抗しているところに警察が来て男たちは捕まったけれど。
「おばあちゃん…っ…ひっく…」
おばあちゃんが私の元に戻ってくることはなかった。
一瞬で失った、あの暖かな時間。
私は、表情も声も失った。
「日本の花京院財閥の者です。亜美様でございますね?」
しばらくしてやって来たのは、日本人の人。
おばあちゃんが言っていた、私を父の元へ連れて行く人。
私のこと、家系のことは、昔おばあちゃんから聞いていたから知っている。
おばあちゃんは何度も私に謝ったけれど、私はそんなことはどうでもよかった。
フランスに来たのは赤ん坊の時だし、ずっとおばあちゃんと2人暮らしだったから。
私はそれで、とても幸せだった。



