side亜美


その日は、綺麗な澄んだ青空の日だった。



「おばあちゃん、いちご取ってきたよ」


「ありがとう亜美、それでジャムを作ろうね」


「やった!おばあちゃんのジャム大好きっ」



いつもの時間、いつもの暖かい空間。

それはその日、一瞬のうちに消え去った。



おばあちゃんと一緒にジャムを作っている時。



バンっといきなり玄関のドアが開いた。



な、なに…!?



そして、入ってきたのは数人の男。


誰…?

この人たち…。



「おっ、いたいた!ホント、すげぇ可愛いなぁ」


「お嬢ちゃん、こっちにおいで。俺たちと来れば命だけは助けてやるよ」



え…?

私…?