守りたいのはお前だけ




「亜美、もうダメか?」



2人の様子を見ていると、綾都が顔を除いてくる。


少しずつ食べられるようになったとはいえ、まだまだ食べられない私はすぐに気持ち悪くなってしまう。



綾都は頷いた私の手からアイスのカップを受け取ると、残りのアイスをパクパクと食べていく。


ちょ、ちょっと待ってっ。

それ、私が使ったスプーンだよ…!!



そんなことは気にもせずアイスを食べる綾都を見て、私はドキドキが止まらなかった。



私の顔、絶対真っ赤だ…。