守りたいのはお前だけ




少し口を開けると、みりいちゃんが私の口の中にアイスを入れてくれる。


その瞬間、ストロベリーの甘酸っぱさとバニラの甘さが口いっぱい広がる。



美味しいっ。



「どう?美味しいでしょ?」



コクコクと勢いよく頷くと、みりいちゃんは満面な笑みを浮かべた。



「ここのお店、友達とよく来るの!今度紹介するね」



みりいちゃんのお友達なら、きっとすごく良い人なんだろうなぁ。


なんて思いながら、また今度があって、新しい友達ができるんだってことに嬉しくて胸が熱くなった。



「みりい、またついてる」


「んーっ」



横から海都くんがみりいちゃんの口の横についたアイスを親指で拭うと、そのままペロッと舐める。



ひゃあ〜〜っ!!

見てるだけで顔が熱くなるよっ。



この2人、付き合ってないのかなぁ?