守りたいのはお前だけ




と、いけね。



「亜美、みりいちゃんにあいさつして」



みりいちゃんと仲良くなってくんなきゃ、今日来た意味がねぇからな。



日本に来て、亜美には友達がいなかったから。


雰囲気とか、甘えん坊なとことかそっくりだったから仲良くなれると思って、今日遊ぶ予定を立てた。



友達ができれば、楽しいことも増えるだろうしな。




「みりいも、出てきて亜美ちゃんにあいさつ」




恐る恐る向かい合った2人。



「よ、吉野みりいです。よろしくね、亜美ちゃん」



おぉ、みりいちゃん女の子相手ならフレンドリーなんだな。


…当たり前だろうけど。



亜美も亜美でぺこぺこと頭を下げてる。


話せないって、こう言うとき不便だよなぁ。




「みりいちゃん、亜美は声が出ないんだ。それでも仲良くして欲しいんだけど…」



「うんっ…!亜美ちゃん、今日から友達だよっ」



みりいちゃんのその言葉に、亜美がパァッと笑顔になる。



…よかった。

仲良くなれそうだな。



それにしても…



「「双子みてぇだな」」



あ、海都とかぶった。