ということは、今は次の日のお昼頃…。
そしてハッとした。
あ、れ?
綾都…?
私を抱きしめてくれていたはずの綾都がいない。
…そうだよね。
丸一日抱きしめてくれていることなんて不可能なんだから。
落ちつけ、私…。
そっとベッドから立ち上がり、リビングへと向かう。
きっと、そこに綾都がいてくれる。
大丈夫。
扉を開けてリビングに入れば、お姉ちゃんが私を笑顔で迎えてくれた。
「亜美っ、よかった。ちゃんと眠れたのね?」
うん。
お姉ちゃん、ありがとう。
心配かけてごめんね。
でも…。
キョロキョロと見回しても、綾都の姿はなくて。



