守りたいのはお前だけ




…亜美、元気にしてんのかな。



ふとした瞬間、気づけばいつも亜美のことを考えてる。



ちゃんと眠れてんのか、とか。


飯は食えるてるのか、とか。



そんなことばかり考えてる。



美琴さんがいるし、親父が認めてるほどのボディーガードが着いてるから大丈夫だということは分かってるけど…。



初めて会った時のあいつを知ってるから、いつまでたっても落ち着かない。



光が消えた目と、表情のない顔。


強がってまた1人で泣いてるじゃないか。


こんなに誰かを心配したのは初めてで、自分はどうしてしまったのかと驚く。