土曜日。


快晴だ。


お弁当も上手に出来たと思う。

ちょっと不安とドキドキ。
喜んでくれるといいな。






運動場について、私は観客席へと向かった。


そこには、マネージャーである由結がいた。




「紫乃!本当に来たんだね」


あの後由結に、立花君に大会を見に来てと誘われたことを話した。




「暑いし、わざわざゆづゆづのために来ないかなとか思ってたよ~」


「そこまで冷たくないよ」


「そう?でも意外だった!」


「意外って……別に」



別に、行かない理由は無かったし。


ちょっと興味あったし。