「あ…いや、その」

我に返って言おうとした弁解の言葉を唯の言葉が先に塞いだ。

「私も」

「え?」

その瞬間、唯の唇が私の間抜けに少し開いた口に重なった。

「えええええ!?!?」


驚く私の目の前には、今まで見たこともない不敵な笑顔があった。