日曜日。


「姉さん、行くよ」

「はいはい…あんた…気合はいってるね…」

「本当にうるさいよね」

唯は今日はしっかりと化粧をし、ミニスカートを履いていた。一の頼みをしっかりと聞いた結果である。

玄関には、いつもは学校でボサボサにしている髪をしっかりと分けて上げた一が立っている。

「今日はいっちょかますか!」

唯が叫ぶと一は、勘弁してと小さく呟いた。