今日は...ちょうどよかった。


「おはようございます...!」


『お、おはよー』


先生はちょっと寝癖がついた頭の後ろをかきながら、眠そうに答えてくれる。


すれ違った背中を廊下の終わりまで見送ってから私は教室に入る。


これが幸せな私の1日の始まりだ。