そうして、文化祭準備が始まった。

「はい!そこライト確認して!」

「お化け用の衣装、用意できた?」

「そこの板、破れてるよ!」

お化け屋敷を作るともなると、

大忙しで、雰囲気や物を作って行かないといけない。

だから、蓮の事を考えてる暇もなかった。


「華!そこの板、もう1回釘で打ち直してくれない?」
亜美が、板を渡す。