「記念日だから、何かするっていう感覚、俺ないんだよね。」 え? 「で、でも!私たち付き合ってるんだし。」 「蓮ー。今日、華と一緒に帰らなかったら、 明日、ボコすから。」 通り過ぎ際に、亜美が蓮に言う。 「・・・」蓮は、亜美の言葉で固まる。 「分かった、華、一緒に帰ろう。」 蓮は、冷や汗をかいてる。 「うん。」 亜美が助けてくれたんだね。 どんな理由であれ、一緒に帰れるからいいや!