「あんた何考えてんのよ!!」

狭い住宅街にもう一度、
私の声がこだまする


「は?物わかり悪りーな?」



そう言って笑う姿に
心底イラついて、



「欲求不満なら、他探せ!!」



そう、また、鞄で和泉を殴る。


「不満ね……。」

「……何よ!!」

「不満っちゃ、不満だよなー。お前さ。」

「お前がお前言うな!!」




話ている和泉の言葉を遮り、
罵倒する。



ただ、もう、何を言ってるかも、
よく分からない。