そのまま玄関で靴を履き、
外に出れば、

4月の暖かい空気が私を包む。

涙はもう、
堪えなくていい。


自然と目から涙が溢れ、私の頬を伝う。



好きだった……

本当に

本当に、好きだった。


去年のこの時期、

同じクラスになって、

喜んで、

少しでも、
可愛いく見られたくて、

頑張って……、

すごい、すごい頑張って……。




あ、はは。

何……してたんだろ。

思い出してまた、


涙が止まらない。