失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜

「ずいぶん遅い登校だな。」

「……うん、ちょっとね。
てか、一時間目始まるよ?」


「お前だって、そーじゃん。」

あえて和泉の方に顔を向けず、
靴を履き替える。


「……私は保健室行ってから行こうかな。寝不足かな?ちょっとふらつくわ。先生に伝えて貰える?」



そう言って、
そのまま和泉の横を通り過ぎる。



「何があった?」

その声に振り返り、

和泉の顔を見れば、
いつもより、真面目で……。



「……何も?ってか、何(笑)?
ほら。早く戻れっての!」

そして、そのまま保健室の方向へ向う。




「お前、朝早く来たはずだよな?」

「なんでー?」

「見た奴いる。」

「んー?見間違いじゃん?」




そう笑っていつも通り、
和泉に、返す。


別に和泉に言って、
助けて貰おうなんて、思わない。

だから、大丈夫。


こんな事されるのだって、

すぐ終わる。




だから、

1人で平気だっての。