失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜


先輩達が居なくなって、
1人、

体育館裏の壁にしゃがみこむ。


あは、は。

すごいな。

本当にあんな事、言われるんだ……。

場所といい、
セリフといい、




は、は。

そのまま膝を抱えて丸くなる。


違う。

これは、


この涙は、


先輩達に泣かされた訳じゃない!!


言いかえす事も出来なかった
悔し泣きだっての!!!



もう少しで登校時間になる。

分かっているのに、

……足が動かない。


はぁ。



そのまま
しゃがみこんでいれば、少し落ち着いてくる。

そして、それと同時に

朝のSHRが終わる鐘の音。
一時間目……なんだっけ。



校舎にいるのに、
授業に出ないとか……。

こんな風にサボるとか……初めてだし。



なんか、思ってるより、
これもこれで、怖いな……。


とりあえず……保健室とか行こうかな。

そのままとぼとぼと下駄箱に向かえば、




「よ。」

和泉がクラスの下駄箱の前で
寄りかかるように立ってた。