ホタルと夏の空



「どうせ明日学力テストなのを忘れてて教科書学校だから、って取りに来たとかそんなんだろ」






「…なんでわかるんですか…」







先生も、菜摘たちも、どうしてあたしの考えることがわかるんだ…。





もしや、エスパー?って、んなわけあるかい。





悲しい、心の中で1人でノリツッコミってなんて悲しいの。







「その反応、図星だな」





「………」





「取りに行きたいか?」





「…はい」






学力テスト、って期末とかじゃないけど一応成績に入るし。





30点以下は赤点で、放課後の補修付きだし。





それだけは、なんとしてでも阻止したい。特に、数学。








「今回だけは見逃してやる。急いで取ってこい」





「そ、そうしたいのはやまやまなんですけど……」





「なんだよ、行かないのか?」





「あ、いや、行きます。行くんですけどお願いがあって…」