ホタルと夏の空



「浮気されそう。それになにより不安。



ほかの女に取られそうで付き合ってても心が落ち着かない」






「そうそう。あと、並んでると自分のブサイクさが目立つ」







あたしが聞きたくない意見ばかりが返ってくるのはわかっていたのに…




なんて馬鹿なのだ。







「美桜くらいの美人なら並んでても違和感ないけどさー」






「……付き合うのに、見た目は関係ないよ!」








桃果に言われた言葉が、少し胸に刺さった。





美人、美人って…。人の気も知らないで。





そんな最低なことを言ったことは絶対に口に出さない。








「その点、新垣先生は浮気しさそうでしょ!




これでみんな新垣先生派に「「「「ならない」」」」







茉由まだ喋ってる途中で、みんなで声を合わせて遮った。







「もう新垣先生はネタはいらんわ!」







茜のツッコミに、みんなで大爆笑。





ほんとに茉由ったらいつまで新垣先生ネタを引っ張ってくるんだ…。







「あ、ていうか明日学力テストじゃん」





「うわ、最悪、忘れてた。帰ったら勉強しないと」






「エッ、ガクリョクテスト、アシタ…?」







ビックリしすぎて、言葉が片言になる。





学力テストって、来週じゃなかったっけ。