私たちが通う学校は
家から自転車で20分くらいのところにある。
普通科しかないこの学校に
私は、無理して通っている。
仕事の関係で圧倒的に勉強時間が少ないし
課題も出来ないけど
もともとランクを下げて受けた学校だし
課題も仕事の合間を使ってやってるから
なんとか追いつけてる。
｢梨音ｰ！竜毅ｰ！｣
学校につくと、私たちのほうに向かって
大きく手を振る、姿が見える。
｢美月ｰ!!｣
佐野美月(ｻﾉﾐｽﾞｷ)。私の小学校からの親友。
ほんとに大好きです。
とにかくいい人。
優しくて、時には厳しくて
サバサバしてて、隠し事が嫌いで。
しかも、美人です。
