「まさかあの本郷が文化委員に立候補するとは驚きだわ〜。」 学校からの帰り道、瑞樹は興奮気味に今日の出来事を話していた。 が、私には瑞樹に追求しなければいけないことがある。 「瑞樹、忘れてるようだけど、どうして私を推薦したのよ!」 そう。瑞樹が私を文化委員に推薦した理由だ。 私は性格上、目立つことはしたくない。それを一番理解してくれているのは、瑞樹だと思っていた。