‥‥ゴンッ その瞬間 鈍い音がして、俺は額を押さえる。 「痛ぇーー!」 隙間から中を見ようとしたとき、 音楽室のドアが突然開いたのだった。 勢いよく開いたドアで思いっきりぶつけて じんじんする額を押さえながら、俺はドアに目を向ける。 「ごめんなさい! ‥‥って、あれ!? 正志? あ、智也くんかな?」 そう言って声の主はクスクスとおかしそうに笑った。 「‥‥う、わっ! 春奈!?」 目の前でなつっこく笑っているのは 他でもない、春奈だった。