カーミラがまだ
ミレイアだった頃。
2人は幸せに過ごしていた...
ミレイアとレイン
そして、マオとレインの関係とは...
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貴方はどう想うのかしら
私は貴方のことをこんなにも愛しいと
想っていること。
きっと貴方は困ったように笑うのでしょうね。
愛しいレイン。
「あら、これは薔薇の花束ね」
ふふっ、きっとレインね。
今日は私の誕生日であり、我が愛する王国フィナーレの祭日。
ほんと、素直じゃないんだから。
カサッ
「手紙...かしら?」
___愛しいミレイアへ贈る
夕刻、皇(すめらぎ)橋のふもとに来て欲しい。
話したいことがある。
_____レイン=フィールド
「まぁ、レインったら」
手紙の文面を愛しげに指でなぞる。
...コンコンッ
「ミレイア様、お召し物の支度はできましたか?みなの者がお待ちですよ」
「レインっ!わかったわ、レイン...私も貴方を愛しているわ」
愛しい貴方を見るなり私は
駆け寄るの。
だって、本当に愛しているのだから。
「ミ、ミレイア!?今はだめだ」
「相変わらず頭が硬いのね、レイン」
花のような笑顔がこの先もずっと見れる
___そう思っていた。


