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カーミラ「レイン様...大丈夫ですか?顔色がよろしくありませんっ...あっ、レイン様...」

レイン「カーミラの血を飲むのは久しぶりだな...少し味が変わったか」

カーミラ「レイン様...」

レイン「我ら一族も哀れなものだ。吸血鬼同士はいくら血を吸っても弱らないとわな...なあ、カーミラ...お前は何故俺を一族の長にしたんだ?お前がなれば良かっただろう...なぜ、俺なんだ」

カーミラ「レイン様をお慕いしているからです...わたくしにはあなたが必要です」

レイン「...るさい、うるさい、うるさいっ...お前は何でカーミラなんだ、ミレイアをミレイアを返してくれ...どうして何をしても思い出してくれない...ミレイア...いるんだろ、お前の中にミレイアはいるんだろ!?」

カーミラ「...わたくしは...カーミラです。ミレイアという名前ではありません。レイン様...お気を確かになさってください」

☆靴の音

ロイド「お取込み中申し訳ありません...お二人とも東の都ですが...」

レイン「ロイドか...どうした?東の都の詮索は終えたのか?」

ロイド「はい。爆撃の準備はすでに整いました」

レイン「わかった」

ロイド「あとは、龍人族が到着した際に爆撃を放つだけでございます」

カーミラ「龍人族はどこまできているの?ロイド」

ロイド「あと、数時間ほどだと思われます」