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ブレイド「どうしてこうも生きているもの達は戦いをしたがるのだろうな」

アイラ「さぁ?戦いが好きなんじゃないの?」

ブレイド「これまで何回も大きな戦いを繰り返し...多くの種族が絶命した。まぁ、我らが知ったことではないのだがな」

アイラ「そうね、私達はたくさん滅べば滅ぶほどエネルギーを蓄えられる。生き物の死そのものが私達には生きる糧になるものね」

ブレイド「そうだな。多くのものが滅べばその分我らは強くなる。何とも非常だな、我ら悪魔は」

アイラ「なんだか、悲しそうに言うのね」

ブレイド「悲しくなどない、哀れ(あわれ)だと思ってな」

アイラ「そう?」

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グウト「戦いが繰り返されるたび多くの種族が犠牲になった。この世界は死と影が密接(みっせつ)している」

セント「お兄ちゃん?」

グウト「いや、また戦いが始まることでこの世界が不安定にならないか...心配なんだ」

セント「そうだね...戦いが起こらなけれいいのに」

グウト「きっとそうも言ってられないんだろうね、セント...メイリアの事ちゃんと守ってあげるんだよ。メイリアはとっても優しいけど弱いところがあるから」

セント「メイリアのことはお兄ちゃんよりも私の方が知ってるよ!」

グウト「そうだったな(苦笑しながら)」