「あのさぁ。俺、この間好きな人いるって聞いたじゃん??」 実先輩が、フェンス越しに空を見上げながら静かに言ってきた。 「は・・・ぃ。」 「俺さぁ、楓那チャンのこと入学してからずっと知ってたんだぁ。」 え・・・!? 嘘、あたしなんて地味だし・・・絶対目立たない人間だと思ってたのに。 こうやって知ってくれる人も居たんだぁ・・・。