幼なじみのヒミツ。

中学1年になった僕達は

小学校同様ずっと一緒だった


ある雨の降る梅雨の6月

いつも通り授業を受けていた僕ら

ドタバタと走る足音廊下から響くのが聞こえたかと

思えば、ガラッと僕らの教室の扉が開いた

息を絶え絶えにしている先生が血相を変えて

そこにいた

「青野、帰る準備をしなさい、はやくっ!!!」

先生の大きな声が教室に響いた