私はそう言って、部屋に戻った。


部屋に入ったら、朔たちは、起きてた。


「「お姉ちゃんおはよう」」


「おはよう」


「お姉ちゃん」
「どこか行くの?」


私が服を選んでいると、そう聞いてきた。


「今日ね、お姉ちゃん、玲とデートするんだよ。」


「「そうなの!」」


朔と朔弥は、声を揃えてそう言った。


「そうよ」


「お姉ちゃんとれーくん」
「デートなんだ!」


そう言って私を見て、ニヤニヤしてた。


「「お姉ちゃん楽しんできてね?」」


ニヤニヤしながらそう言った。


この二人、もしかして、s?


「二人してそんな顔したいの!」


「だってお姉ちゃん」
「ずっと嬉しそうな顔してるんだもん」
「「ニヤつきますよ」」


「私をいじるならもう、本を読んであげない」


私がそう言うと二人は焦った様子で、


「「お姉ちゃんごめんなさい!」」
「もういじらないから」
「許して」


うっ!


そ、そんなうるうるした目で見ないで


「こ、今回だけだからね」