「……そうだ……いま何時…」 恐怖で握りしめていた手を携帯に伸ばそうとしたとき手のひらに違和感がした。 生ぬるくて固い感触。 「な……に……」 おそるおそる手の力を緩める。 ぬるぬるとした液体が手に絡み付いた。 それは…… 「ストラップ……?」 無くしたはずのそれをなぜか私は握りしめていた。