ゆりside




「…おかえりなさい」



「……。」



今日も無言。



私は東城 ゆり。

一応ちょっと名の知れた財閥の一人娘。


だから気づいた時には私の政略結婚は決
まってた。


私はお父様のことも、お母様のことも大好きだったから、
あっさりその政略結婚を受け入れた。