研修合宿でもが終わり、学校でも授業が始まった。
そんなある日の休み時間。
「結愛ちゃん!」
この声は。
「し、修二くん。」
こっち来てというふうに手で招いている。
「どうしたの??」
私が聞くと
「今日、一緒に帰らない?」
「え!?」
「あ、予定ある??」
「いや!な、ない!大丈夫!」
「ほんと??よかったー!じゃ、また放課後!」
「う、うん!」
は、初めて男子と帰る…。
ど、どうしよう。
「いくちゃぁぁぁあああん!!」
「げ。なに。どした。」
「ど、どしよ!ねーどーしよ!!」
「だからどーしたー。」
呆れた顔のいくちゃんに私は今の出来事を話す。
「へー!よかったじゃん!帰りに告白とかされちゃったりしてー!」
「い、いやーないでしょー!まだそんな仲良くなったわけじゃないしー」
「まー頑張りなって!」
そう言っていくちゃんは私の肩を叩いた。
