私たちはいくちゃんたちがいる広場へ戻った。
いくちゃんはどうだったのよと言わんばかりの顔でつんつんしてくる。
「それでー??告白されたの??」
「いや、されてない。」
「え???告白じゃないの!?」
「仲良くしたいって言われた。」
ククッといくちゃんが笑い出す。
「アハハッ!なにそれ!仲良くって…ハハッ!
」
「そんなに笑うー??」
私はいくちゃんを冗談っぽく睨んだ。
「アハハッ…いや、ごめんごめん、なんか新しいなって思って。
でもさ、脈ありなんじゃない??
しかも結構イケメンだしー。」
まあ私も少しは脈ありだと思った。明るいし優しそうだし、なにかほかの人とは違う気がした。
「これでやっと結愛にも彼氏が。」
「いや、まだ決まってないからー!」
「結愛もっと自信持ちなさいってー。あんたは意外と女の子らしくて可愛いんだから。」
「意外とってなにー!」
「アハハッ!ごめんてー!」
そんなこんなで朝の集いは終わり、朝食の為全員食堂へ移動した。
そこでも、
「ねーねー結愛ちゃんってきみ??」
「あ、はい。」
「あのさーこいつがさー「ばかっやめろってー」
なんなんだ。
朝から騒がしい。
「ごめんね、結愛ちゃん。」
「いや、大丈夫です。」
そう言い去り私はいくちゃんと朝食を食べた。
