あの人の声が
聞きたくって

切なくなって

どうしようもなくなって
しまう夜が

あたしにもやってくる…


そんなとき
あたしは

ひたすら
他のことを
頭に思い浮かべて

あの人の
あたしの頭の中に
コダマする声に
きづかないフリを
するのが


得意になった。