「森川ひなたちゃんだよね?」
さらに、私の名前を知っている爽やか君。
「な、なんで私の名前を!?」
彼は一体何者だ!?
幽霊なのか!?
え、ついに人生初の心霊体験、、、?
「フフッ、お化けじゃないよ!」
やばい、声に出てた。
恥ずかしい。。。
「俺、森川さんと同じ高校通ってるんだよね。」
そ〜だったんだ。
特に他人に興味はないけど。(←ひどい)
てか、同じ高校だからってなんで私の名前知ってるんだ!?
「森川さん、学校じゃ有名人だよ!」
ん、んん!?
ゆ、ゆ、有名人!?
私が!?
何をしたというのさ!!!
「フフッ、森川さん、面白いね。
森川さんと村瀬君は学校じゃ有名人だよ!」
なるほど。私が目立っているのはやつのせいなのか!
青空は無駄にイケメンだからな。
そこらのモデルや俳優、アイドル達よりレベルが高いと思う
そんなやつが幼馴染みだから、とても苦労してきたのです。
「おい、ひなた。」
お、噂をすれば!!
「ん?」
「ん?じゃねーよ。お茶買ってきたぞ。」
あ、そういえばそうだったな。
謎の心霊体験(?)のことで忘れてた。
「てか、誰?そいつ?
ナンパならほか当たってくれない?」
な、な、ナンパ!?
「あ、悪りぃ。じゃあ またね、森川さん!」
「うん、また。」
あれ?青空が不機嫌なんだけど、どうしたのかな?
「あいつになんて言われた?」
「へ?」
思わず間抜けな声でちゃった。。。
「へ?じゃねーよ。あいつになんて言われた?」
「あっ、なんか私達有名人なんだってね~」
「有名人!?なんだそれ?」
こっちだって訳わからなかったよ。
「青空が無駄にイケメンだから、目立つってことじゃない? そのせいで私も目立ってるんだ。。。」
「...鈍感。」
「ん?なんか、言った?」
「何でもねーよ。」