「恵の席ここだよ!」


「マジ!加純の隣じゃん!嬉しい」


こういうこともあるんだね。


あたしは席に座って加純と話していた。


その時雄太があたしの前の席に座る。



「何であたしの前に座るの!もしかして盗み聞きするき?」



「ばかかお前は。俺の席ここなんだよ」



へ?そうなの?なんだぁ。



でも、そう思っても別にいいじゃんね。



あたしは黒の眼鏡をかけて勉強できる準備をした。



「眼鏡のおかげで、少しは頭良さそうに見えるな」



「いくらなんでも言い過ぎでしょ!」




「まぁまぁ、喧嘩しないで」



加純はあたしと雄太の口喧嘩を止めた。



雄太が悪いだよ。あたしは何も言ってない。



イライラするっ。