'な…なに?!!'
「お前みたいな女1番嫌いなんだよね」
'はぁ???'
『あたしあなたに何かした?』
'やばい、ホントにうざい'
「してないよ」
ケロっと言った。
『じゃあ何で??』
'あー何か泣きそうになってきたんですけど…'
「んー何か自信過剰でお高く止まってて馬鹿そうだから」
「偉そうにしてるわりには常識なさそうだし」
'………。'
『あ、そう』
'いーや、別にこんな奴にどう思われても'
グスンッ。
「え、お前…」
愛奈は涙が止まらなくなってしまった。
「何、泣いてんだよ」
青山流空は驚いてバックから綺麗なタオルを出した。
「ほら、拭けよ」
タオルを持ってうつむくわたしを見ると
「ちゃんと洗ってあるよ!!」
『違っ…マスカラも鼻水も拭いていいのかわかんないから』
「拭けよ!俺が泣かしたんだから」
グスンッ
『…うん』
'何かあたし超ダサい…'
'玲ちゃんの前でだって泣いたことないのにな…'

