バスに乗ると優矢が何かを見つけた。



「…あ、流空じゃん!」



'また?!'



「おー」



「いま帰り?!」



「うん」



「そっかそっか!俺ら今からデートなんだ♪ね?」



'え…!!!'



『…あ、うん』



「へーえ」



'やっぱり無愛想だ'


「そいえば流空さぁ〜」


優矢が言いかけると


「大杉公園前ー大杉公園前ー」


次の停留所に着いた。


「あ、俺降りるわ」


「はっ?!お前どこ行くの?」


「ちょっとね」


そう言うと流空は降りて行った。


「あいつ何しにいま降りたんだろ?」



'さぁ…?'