「ご…ごめんなさ……っ」

ある道の細道で彼女?は泣いている。

泣いてるの?

鳴いてるの?

私の顔を見上げながら何かを訴えている。

でもね?あなたの言ってる事分からないよ?

なぜかって?

だって私の眼の前にいるのは小さな小さなネズミだから。

さっきまで彼女が付けていた制服の上にネズミが1匹。

私はそれを見て少しだけ満足して、その場を去った。