そうだ、彼もよく写真を撮っていたっけ。


日常の様々なことが彼のいた日々に繋がっていて、あたしはハッとする。


少しずつ薄皮が張るように回復してきたと思われる傷口が、一気に開く。


こうして、親しい人達と笑えるようになったと思ったのに、まだ彼のいた日々は今のあたしを脅かす。