毎年、花火は家から見る。
少し高台にある、俺達の家は、打ち上げ場所まで遮るものもなくて、花火が、よく見える。俺の家のリビングに二家族があっまって、持ちよった料理や、俺達が買っていくお祭りの焼きそばとかをつまみに、宴会を開いている。家までの夜道、頭いお面を斜めにかぶり、左手に金魚の泳ぐフクロ、右手には、電飾で光るステッキ?を持って、ピョコピョコって、歩っていく。
さすがに、電飾のついた、変なサングラスに興味を示した時は、止めたけど・・・。
不思議な奴だよな、勉強出きるわりに、子供なところがあるし。
俺の方を振り返り、
「おそいぞ~」って
「おまえな~、荷物全部俺に持たせて・・・」
家に着くと庭の方にまわる。
ただいま~って声をかけると、おそいぞ~とか、たこ焼き~なんて、大人とは思えない。もう、半分、出来上がっているようだ。買ってきたものを、テーブルに出し始めると、すげえ量だな、とか、おお~、焼き鳥ある~なんて、男どもから声が上がるが、母親たちからは、お金、大丈夫?足りた?なんて心配された。
恵子が、お互いの両親に旅行の目録を渡して、身振り手振りを交えて説明している。
おお~、北海道ペア宿泊券!、一気にテンションが上がった。えらい!、でかした!、大統領!誉め言葉が沢山でてきたが、なんか、酔っぱらいがいいそうなのが多い。
恵子が、説明しているあいだ、俺は、ひたすら、食っていた。散らし寿司に、お稲荷さん、ずっと、荷物持ちだったから、ほとんど、食えなくて、腹がペコペコだったんだよね。俺が、一息ついた頃、恵子の説明も終わり、二組の夫婦は、一緒に旅行に行く計画を立て出していた。
「隆くん、隆くん。」
恵子の親父さんに手招きで呼ばれた。
なんすか~、口に、唐揚げを頬張ったまま、親父さんに近づくと、旅行のお礼に、良いことを教えてくれるって、
俺の耳元に口を寄せると、
「ママ情報だが、浴衣の下は着けてないんだって!」
食いかけの唐揚げが、口から飛び出した。
も~何やってるよ、汚ないな~って、恵子に怒られ、ごめんごめんと、謝りながら、片付ける。親父さんは、楽しそうに、ワッハッハと笑いながら、俺の背中をバシバシと叩いている。
ありがと、親父さん、長年の謎が一つ解けたよ。
毎年ことだか、これ以上ここにいると、酔っぱらいの酒の肴にされるか、オモチャにされるだけなので、恵子と二人で二階に避難する。
少し高台にある、俺達の家は、打ち上げ場所まで遮るものもなくて、花火が、よく見える。俺の家のリビングに二家族があっまって、持ちよった料理や、俺達が買っていくお祭りの焼きそばとかをつまみに、宴会を開いている。家までの夜道、頭いお面を斜めにかぶり、左手に金魚の泳ぐフクロ、右手には、電飾で光るステッキ?を持って、ピョコピョコって、歩っていく。
さすがに、電飾のついた、変なサングラスに興味を示した時は、止めたけど・・・。
不思議な奴だよな、勉強出きるわりに、子供なところがあるし。
俺の方を振り返り、
「おそいぞ~」って
「おまえな~、荷物全部俺に持たせて・・・」
家に着くと庭の方にまわる。
ただいま~って声をかけると、おそいぞ~とか、たこ焼き~なんて、大人とは思えない。もう、半分、出来上がっているようだ。買ってきたものを、テーブルに出し始めると、すげえ量だな、とか、おお~、焼き鳥ある~なんて、男どもから声が上がるが、母親たちからは、お金、大丈夫?足りた?なんて心配された。
恵子が、お互いの両親に旅行の目録を渡して、身振り手振りを交えて説明している。
おお~、北海道ペア宿泊券!、一気にテンションが上がった。えらい!、でかした!、大統領!誉め言葉が沢山でてきたが、なんか、酔っぱらいがいいそうなのが多い。
恵子が、説明しているあいだ、俺は、ひたすら、食っていた。散らし寿司に、お稲荷さん、ずっと、荷物持ちだったから、ほとんど、食えなくて、腹がペコペコだったんだよね。俺が、一息ついた頃、恵子の説明も終わり、二組の夫婦は、一緒に旅行に行く計画を立て出していた。
「隆くん、隆くん。」
恵子の親父さんに手招きで呼ばれた。
なんすか~、口に、唐揚げを頬張ったまま、親父さんに近づくと、旅行のお礼に、良いことを教えてくれるって、
俺の耳元に口を寄せると、
「ママ情報だが、浴衣の下は着けてないんだって!」
食いかけの唐揚げが、口から飛び出した。
も~何やってるよ、汚ないな~って、恵子に怒られ、ごめんごめんと、謝りながら、片付ける。親父さんは、楽しそうに、ワッハッハと笑いながら、俺の背中をバシバシと叩いている。
ありがと、親父さん、長年の謎が一つ解けたよ。
毎年ことだか、これ以上ここにいると、酔っぱらいの酒の肴にされるか、オモチャにされるだけなので、恵子と二人で二階に避難する。


