翌朝、久しぶりに、目覚ましを使って早起きした。
家の前で軽く身体をほぐし、ゆっくりと走り始める。
まだまだ、日中は暑いけど、朝の空気は清々しい。
「久しぶりだと、キツイな~、やっぱり、体、なまってるな」
そんなこと考えてたら、後ろから声がした、
「お~い!」
振り替えると、自転車が猛スピードで突っ込んできた。
「うあっ!?」慌てて避けると、キィキィ~っと音をたてて止まった。
「コラァ、恵子、引き殺す気か!?」恵子が、エヘヘって笑いながら、
「だって、急に止まるから」
悪びれた様子もない。
全く、お前って奴は~・・・
なんて、思ってたら、ふと、気がついた。
あれ?今日から走るって、恵子には、話してないぞ。
「恵子、よく、俺が走るのわかったな」
「いや、たまたま、はやく目が覚めちゃって、外、見てたら、怪しい男が、隆の家から、こそこそ出てきたから、慌てて追いかけてきた」って、エヘヘっと、笑う。
恵子のやつ、前、走ってた時間に起きて、俺が走るの待ってたんだ。
毎日毎日、俺が、また、走り出すのを信じて。
嬉しかった、待たせてごめんとも、思った。
だから、「恵子、ありがと」
って言って走り出す。
「また、走ることにしたんだ?」恵子も嬉しそうだ。
「おぅ!どうなるかわからないけど、体が資本だからな!
」
恵子が自転車で並走している。
「ねえ、どこまで行けるかな?」
「わからないけど、いけるとこまで行くさ!」
新学期が始まったら、きちんと卒業出来るように、勉強も頑張ろう。目標は、授業中に寝ない!だ。
それから、タベッチに、お昼休みでも放課後でもいいから、ピッチング練習に付き合ってもらおう。俺の夢に乗っかるんだから、それくらいは、協力してくれるだろ。
決めたんだ。行けるとこまで行く!って。
ドラフトで駄目なら、入団テストでも何でも受けてやる。そして、絶対、プロのマウンドに立ってやる!って。
家の前で軽く身体をほぐし、ゆっくりと走り始める。
まだまだ、日中は暑いけど、朝の空気は清々しい。
「久しぶりだと、キツイな~、やっぱり、体、なまってるな」
そんなこと考えてたら、後ろから声がした、
「お~い!」
振り替えると、自転車が猛スピードで突っ込んできた。
「うあっ!?」慌てて避けると、キィキィ~っと音をたてて止まった。
「コラァ、恵子、引き殺す気か!?」恵子が、エヘヘって笑いながら、
「だって、急に止まるから」
悪びれた様子もない。
全く、お前って奴は~・・・
なんて、思ってたら、ふと、気がついた。
あれ?今日から走るって、恵子には、話してないぞ。
「恵子、よく、俺が走るのわかったな」
「いや、たまたま、はやく目が覚めちゃって、外、見てたら、怪しい男が、隆の家から、こそこそ出てきたから、慌てて追いかけてきた」って、エヘヘっと、笑う。
恵子のやつ、前、走ってた時間に起きて、俺が走るの待ってたんだ。
毎日毎日、俺が、また、走り出すのを信じて。
嬉しかった、待たせてごめんとも、思った。
だから、「恵子、ありがと」
って言って走り出す。
「また、走ることにしたんだ?」恵子も嬉しそうだ。
「おぅ!どうなるかわからないけど、体が資本だからな!
」
恵子が自転車で並走している。
「ねえ、どこまで行けるかな?」
「わからないけど、いけるとこまで行くさ!」
新学期が始まったら、きちんと卒業出来るように、勉強も頑張ろう。目標は、授業中に寝ない!だ。
それから、タベッチに、お昼休みでも放課後でもいいから、ピッチング練習に付き合ってもらおう。俺の夢に乗っかるんだから、それくらいは、協力してくれるだろ。
決めたんだ。行けるとこまで行く!って。
ドラフトで駄目なら、入団テストでも何でも受けてやる。そして、絶対、プロのマウンドに立ってやる!って。


