「直人くん♪」 「あ、桜先生。すみません、お待たせしました。」 淡いピンクのワイシャツを黒い膝上スカートにインし、首元にルビーのネックレスをかけた桜先生が俺の横に並んだ。 「行こっ!駅前のお店でいいかな?」 「はい。」 俺を見上げて言う桜先生に返事をした。 行きましょ、と俺の腕を引っ張り、道を歩き始めた。 結構強引な人だな…