幻が聞こえたような気がした。 それを考えることをする前に 降ってきたのはとっておき甘いキス。 「ねぇ。アナタはだれが好きなの?」 それだけは確かめて起きたかった。 最後くらい抱かれてもいい。 だけどせめて聞かせてよ。 さっきの言葉の意味を。 君の好きな人の名前を。 だけど、本当は…。 知りたくなんてないんだ。