サラリーマン風の男性が乗車
駅までって事で発車
走りながら、ちょっと気になったので聞いてみる
「あ客さん、間違ってたら、ごめんなさいね」
「あんた、死のうなんて、考えてないかい」
ギクリとしたあ客さんが、「な、何言ってるんですか」って言ってきたけど
車を道路脇に止めると、「説教とか、止めようなんて思ってる訳じゃないんですよ」
ちょっと失礼と言って、頭から白い粉をふりかける
「うわっ、何をするんだ!」
男は、体にかかった白い粉を慌てて振り払っている
「塩ですよ。どうです、まだ、変な気分ですか?」
振り払いながら、「あれっ?何であんなに死にたかったんだろ?」
「まあ、気になさらず、駅まででいいですか?」

あ~あ、掃除がたいへんだ