笑顔の日々

「ありがと〜」

ベッドに腰掛けて、話をした。

自分の白血病が再発したってこと。

治療が長引くってこと。

全てを話した。

「そっか・・・・・・」

誰よりも先に口を開いたのはキャプテンの優樹。

「甲子園までにぜってぇ治せよ。連れてってやるから」

「ほんと?じゃあ治さなきゃ」

いたずらっ子のように舌をだし笑った。

それから、他愛もない話をして少しして皆は帰った。